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私はつくづく甘いものに目がありません。 作るのも食べるのも大好きです。 いつからこんなにメロメロになったのかしらと 記憶をずーっとたどっていったら 遠い日のある出来事にたどり着きました。 その辺りから、今に至るまでをお話します。 |
| 小学2年生のある日のこと… * でも、我が家には… * それからしばらくして… |
小学2年生のある日のこと・・・仲良しのさっちゃんのお宅で、さっちゃんのママに教わりながら 一緒にケーキを焼くことになりました。 それは私にとって生まれて初めての体験でした。 確か、スポンジケーキを焼いて、クリームでデコレーション したと思うのですが、形も味も全く覚えていません。 でも、ワクワクしながら材料を量ったり、 混ぜたりしていたことは覚えています。 私の母は、鬼まんじゅうや大学芋やドーナツ などのようなお菓子を作ってくれることはあっても、 ケーキはありませんでした。 (最近はチーズケーキをよく作っているようですが…) もちろん、母の作ってくれる素朴なおやつも大好きでしたが、 ケーキ屋さんで買うものだと思っていたケーキを作れちゃう さっちゃんのママはすごいと思いました。 そして、私も作れるようになりたいと強く思いました。 next |
でも我が家には・・・ケーキの材料も道具もレシピもない。 そして何よりオーブンがない! そうは言っても作りたい気持ちは押さえられず、 まずはお菓子作りの本を買ってもらいました。 そして、その本を見ながら初めて一人で作ったお菓子は、 型抜きクッキーでした。 でも、レシピの第一段階の“バターを室温にもどして 木じゃくしでポマード状に練る”というところから いきなりつまづいていました。 室温にもどす?木じゃくし??ポマード??? まだ子供の私には知らない言葉ばかりでした。 母に聞いて意味はわかっても、当時、お菓子の道具は 全くと言っていいほど持っていなかったので、 木じゃくしはご飯のしゃもじで、麺棒はすりこ木で、 型はにんじん等を型抜きする小さい花型を使い、 その他の形はナイフで切って・・・。 という具合にあるものを使って、やっと作った生地を ドキドキしながらオーブントースターに入れました。 ちゃんと焼けるかどうかもう心配で心配で、 黒くすすけてよく見えないトースターの窓から、 中の様子をずっと覗いていました。 しばらくして、部屋中を甘い香りでいっぱいにして、 記念すべき私の初クッキーは焼きあがりました。 焼きムラだらけのそれは、一つ一つがとても愛しい存在で、 家族から「おいしい」の言葉と笑顔をもらうと、益々嬉しくなり、 それからというもの、暇さえあればクッキーを焼いていました。 back * next |
それからしばらくして・・・我が家にオーブン電子レンジがやってきて、 もっとおいしくクッキーが焼けるようになり、 じゃあ、今度はパウンドケーキ、今度はチーズケーキ、 今度はタルト…といろんな物に挑戦していきました。 そして、成長とともにケーキのレパートリーも増えていき、 お菓子作りに対する情熱も大きくなっていきました。 そしていつしか私にとって欠かせないものになっていました。 どんなお菓子を作ろうか考えているときも、 材料や道具を選んでいるときも、作っているときも、 完成したときも、食べたときも、みんなのおいしい笑顔が 見られたときも、私にとってはどれも幸せな瞬間です。 楽しいときはより楽しく、気分が滅入っているときでも、 いつのまにか穏やかな気持ちになっている。 お菓子作りは私にそんな魔法もかけてくれます。 今では、私が一番イキイキとしていられ、 心のバランスまでも整えてくれる、 かけがえのない存在となっています。 そんな私のお菓子達を家族や友達だけでなく、 まだ見知らぬ未来の友達のもとにもお届けし、 みなさんと幸せな時間を共有できたらうれしいです。 back
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